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結城昌治結城昌治 (著書名)あるフィルムの背景(著作者)結城昌治(コメント)検察が押収したわいせつ図画販売罪の証拠品、その中のフィルムの映像に妻と似た女性の姿を見つけた検察官の笹田は独自調査に乗り出すが、たどり着いたのは思いもよらない残酷な真相だった(表題作)。普通の人々が歪んだ事件を引き起こす恐ろしさと悲しみを巧みに描き、読者の予想を裏切る驚愕の結末を鮮やかに提示する。昭和の名手の妙技を堪能できる、文庫オリジナルの短篇傑作選。
結城昌治結城昌治 (著書名)ゴメスの名はゴメス(著作者)結城昌治(コメント) 失踪した会社の同僚・香取の行方を探すために坂本は内戦下のサイゴンに赴任したが、到着早々不可解な出来事が続き、ついに坂本を尾行していた男が「ゴメスの名は…」という言葉を残して殺された。香取の安否は、そしてゴメスとは何者なのか…。緊迫した政治情勢下の南ベトナムを舞台に展開される熾烈なスパイ戦を通じて“不安な現代”を浮彫りにした迫真のサスペンス。日本のスパイ小説の金字塔。
結城昌治結城昌治 (著書名)志ん生一代 (著作者)結城昌治(コメント) 十五歳で家出し、二十歳で三遊亭小円朝に弟子入りし、朝太の名をもらう。「一人前の噺家になるまでは家にはかえらねぇ…」と、落語への情熱は本物だったが、十代から覚えた「飲む打つ買う」の三道は止められない。師匠を怒らせ、仕事をしくじり、改名を繰り返し、借金を重ねていく…。後の名人・古今亭志ん生の若き日の彷徨だった。酒でしくじり寄席を出禁になると、落語以外に自分の生きる道はないと痛感。昭和十四年、念願の五代目古今亭志ん生を襲名。名人・文楽と並び称された不世出の天才落語家の戦前、戦中、戦後を駆け抜けた破天荒人生を描く。
結城昌治結城昌治 (著書名)終着駅(著作者)結城昌治(コメント)終戦直後の不思議に明るい猥雑さにまぎれて、空しく、漂うように死んでいった男たち。―失意と希望の交錯する荒々しい季節を描き、失われた戦後空間を問い直す、静かな意志を秘めた名作。昭和60年度吉川英治文化賞受賞作。
結城昌治結城昌治 (著書名)通り魔(著作者)結城昌治(コメント)東京の千川上水沿いで連続する“通り魔”事件。いずれも若く太った女性が臀部を切りつけられ、被害者は数を増すばかり。だが、警察の捜査は捗らず、ついには婦警を囮に犯人を誘き寄せたが…。法の抜け穴をついた巧みな構成が光る表題作を始め、著者の記念すべきデビュー作「寒中水泳」、国際情勢を加味したスパイ小説「風の報酬」など、名手の腕が冴える傑作集!
結城昌治結城昌治 (著書名)白昼堂々(著作者)結城昌治(コメント) 筑豊の廃坑の村。スリを生業とする人々の住むその村に、デパートの保安係をしている昔の仲間・銀三が現れて、もっと安全で割りのいい仕事―デパートの集団万引きを勧めた。チームワークと巧妙な手口で、窃盗団の稼ぎは上々、前途は洋々と思われたが、ベテラン刑事も黙ってはいない。陽気な泥棒集団の破天荒な活躍を軽妙諧謔の筆致で描いた、著者会心の悪漢小説。
結城昌治結城昌治 (著書名)公園には誰もいない(著作者)結城昌治(コメント) 若き美人シャンソン歌手・伶子が忽然と姿を消した。その行方を追っていた私立探偵・真木が軽井沢の別荘で発見したのは、絞殺された彼女の死体だった。事件の背後に潜む真相を解き明かしたい真木は執拗に追及を続ける。友人、家族、仕事仲間―、次第に浮かび上がる歪んだ人間関係。隠蔽されていた人間の本質を緊迫感みなぎる筆致で描いた本格推理長編「公園には誰もいない」と単行本未収録の小編「密室の惨劇」をカップリング。日本ハードボイルド小説の旗手・結城昌治の豪華二編を収録!
結城昌治結城昌治 (著書名)死の報酬(著作者)結城昌治(コメント)