発行日 画像 著作名 著作者 コメント
(著書名)濹東綺譚(著作者)永井荷風 (コメント)静にひろげる傘の下から空と町のさまとを見ながら歩きかけると、いきなり後方から、「檀那、そこまで入れてつてよ。」といひさま、傘の下に真白な首を突込んだ女がある…。昭和12年刊の「〓東綺譚」初版本を復刻。
(著書名)鴎外先生 荷風随筆集(著作者)永井荷風 (コメント)森鴎外を生涯師と仰いだ荷風。「森先生の伊沢蘭軒を読む」「鴎外記念館のこと」などの随筆、大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。そのほか向島・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎・正宗白鳥の批評を付す。
(著書名)摘録 断腸亭日乗(著作者)永井荷風 (コメント)読む者を捕えてはなさぬ荷風日記の魅力を「あとを引く」面白さとでもいおうか。そういう日記の、ではどのあたりが最も精彩に富むかといえば、その1つとして戦中の記事をあげねばなるまい。なかでも昭和20年3月10日の東京大空襲にはじまる5カ月間の罹災記事は圧巻である。昭和12~34年を収録。
(著書名)美しい日本語 荷風(著作者)永井荷風 (コメント)季節の和の文化に酔いしれる。永井荷風の生誕一四〇年、没後六〇年を記念して、荷風の鮮やかな詩・散文、俳句にういういしく恋するためのアンソロジ
(著書名)葛飾土産(著作者)永井荷風 (コメント)麻布・偏奇館から終の棲家となる市川へ。「戦後はただこの一篇」と石川淳が評した表題作ほか、「東京風俗ばなし」などの随筆、短篇小説「にぎり飯」「畦道」、戯曲「停電の夜の出来事」など十九編を収めた戦後最初の作品集。巻末に久保田万太郎翻案による戯曲「葛飾土産」、石川淳「敗荷落日」を併録する。
(著書名)問はずがたり・吾妻橋(著作者)永井荷風 (コメント)荷風の戦後は「問はずがたり」とともに始まる。一人の画家の眼を通して、戦中戦後の情景が映し出される。若い女性の心象を掬いとる「吾妻橋」「或夜」「心づくし」「裸体」。下町を舞台とした戯曲「渡鳥いつかへる」。戦渦を生き抜き、新たな生を受けとめる人々への哀感と愛惜のまなざし。戦後の荷風文学がよみがえる。
(著書名)すみだ川(著作者)永井荷風 (コメント)母を常磐津の師匠に、伯父を俳諧の宗匠に特つ中学生長吉の、いまは芸妓になった幼馴染お糸への恋心を、詩情豊かに描いた『すみだ川』。また花柳界に遊んだ作者が、この世界の裏面をつぶさに見聞しみずからも味わった痛切な体験を、それぞれ独立した小篇に仕立ててなった『新橋夜話』のほか、『深川の唄』を加えて1冊とした。
(著書名)ふらんす物語(著作者)永井荷風 (コメント)
(著書名)つゆのあとさき(著作者)永井荷風 (コメント)
(著書名)あめりか物語(著作者)永井荷風 (コメント)明治三十六年荷風二十四歳から明治四十年二十八歳まで四年間のアメリカ見聞記を二十四篇の小説に収める。渡航中の情景を描いた「船房夜話」、癩狂院に収容された日本人出稼ぎ労働者の無惨な話「牧場の道」など。異国の風物に対峙した荷風の孤独感、鋭い感性と批評精神溢れる新鮮な感慨は、閉塞した時代に憧憬と衝撃を与えた。『ふらんす物語』と併称される初期代表作。