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円地文子円地文子 (著書名)女坂(著作者)円地文子(コメント) 明治初期、世に時めく地方官吏・白川行友の妻・倫(とも)は、良人(おっと)に妾を探すために上京した。妻妾を同居させ、小間使や長男の嫁にまで手を出す行友に、ひとことも文句を言わずじっと耐える倫。彼女はさらに息子や孫の不行跡の後始末に駈けまわらねばならなかった。
円地文子円地文子 (著書名)なまみこ物語・源氏物語私見(著作者)円地文子(コメント)贋招人姉妹によるいつわりの生霊騒動等、時の権力者・藤原道長の様々な追い落とし策謀に抗する、中宮定子の誇り高き愛を描いた女流文学賞受賞作「なまみこ物語」、『源氏物語』の現代語訳の過程で生まれた創見に満ちた随想「源氏物語私見」の二作を収録。円地文子の王朝文学への深い造詣と幼い頃からの親和に、現代作家としての卓抜な構想力が融合した二大傑作。
円地文子円地文子 (著書名)背徳についての七篇-黒い炎(著作者)円地文子(コメント)全員淫らで、人でなし。夫の浮気に悩む同級生の千代子と玉子が意外な人物と結びつく「二人妻」、母から受けた虐待の記憶と出生の真実が溶けあう「雪」―濃密に咲き乱れる、人間たちの“裏の顔”。安野モヨコの描き下ろし挿絵とともに楽しむ、永井荷風、円地文子、久生十蘭、小島信夫、幸田文、河野多惠子の知られざる名短篇。
円地文子円地文子 (著書名)(010)季(著作者)円地文子(コメント)老いて静かな日々を慈しむ「たか子」は、かつて身を投げるような恋をした。若き日に思いかよわせた二人が深い尊敬の念を抱いて再会する『白梅の女』(円地文子)。山間の城下町に生涯を閉じようとしているウメは思い立って旅に出る。長年心に封じていた願いが堰を切る鮮やかな一瞬(島村利正『仙酔島』)。古墳から出土した伝説の硝子器を訪ねる旅に亡き妹への愛惜を織り込んだ井上靖の『玉碗記』。可憐な花、青い波、晩秋の雨―季節の移ろいと歳月の気品が香る三篇。
円地文子円地文子 (著書名)源氏物語(著作者)円地文子(コメント)王朝の世に、帝の子として生れた光源氏は、美貌と才能に恵まれ、女性たちとの多彩な恋愛に情熱を燃やす。けれども彼の心には、父帝の後妻・藤壺の宮への、許されぬ思慕が秘められていた――。千年の時をこえて読み継がれる、永遠の名作『源氏物語』。原作の雅やかな香気と陰翳が、円地文子の、女流作家ならではの想像力と円熟の筆で華麗に甦る。優雅にして読みやすい現代語訳の決定版。
円地文子円地文子 (著書名)女形一代―7世瀬川菊之丞伝(著作者)円地文子(コメント)瀬川家は江戸時代に3代続けて瀬川菊之丞という名女形を出した家で、この家に生まれた栄子は幼時より女踊りを得意とした。13歳の時、菊次郎を襲名し、性的倒錯も顕著となって手伝いの安さんと駆け落ちする。その後、画家の沢木紀之が相手だったりするが、舞台の芸はますます冴え…。長編小説「女形一代」。名女形として歌舞伎界の人気を独占した7世瀬川菊之丞の一生。